看護師として行動計画を立てる際、効果性を高めたいのであれば注意しておくべきポイントがあります。1つ目は「丁寧に作ること」です。行動計画は業務のスタート時に作成するものですから、クオリティの高いものができればそれだけ仕事を円滑に進めることができます。「すぐに仕事へ取り掛からないといけない」という焦りを感じることもあるでしょう。とはいえ、慌てて作ってしまうと内容が不正確だったり、無理のあるプランになったりしがちです。ですから、落ち着いてよく考えながら計画を立てましょう。上手くできないときには、ためらわずに先輩の看護師にアドバイスを求めることをおすすめします。改善点を指摘されたなら、その内容をすぐに行動計画へ反映するようにしましょう。
行動計画を立てる際に覚えておくべき2つ目のポイントは「優先順位を明確にすること」です。担当する業務の中で、重要度の高いタスクをチェックして、マークを付けておきましょう。優先度に応じたナンバーを付けて、ToDoリストのようにしておくのも良い方法です。行動計画では基本的にタイムスケジュールがベースとなるとはいえ、看護師の頭の中で優先順位が定まっていないと、動きがちぐはぐになったり、時間の無駄が多くなったりしてしまうでしょう。そして、完了したタスクについてはチェックマークを付ける、もしくは取り消し線を引いておくことで、進捗を確認しつつスムーズに次の業務へ移行できるようになります。