行動計画を立てる際に看護師が正しく優先順位を判断するためのコツとは

看護師は多数のタスクをこなさなくてはならず、効率よく進めるためには行動計画を立てる時に優先順位をつけることが必要となります。優先順位を間違えてしまうと、患者の命に関わる危険があるため、タスクに正しく優先順位をつけるには、5つのコツがあります。まず1つ目は、「最も優先するべきなのは命」ということです。例えば、患者の急変や、モニターのアラームがなるなどの緊急事態には、他にどんなタスクがあったとしてもとにかく駆けつけて対処をしましょう。2つ目のコツは、「迷ったら先輩に確認」ということです。優先順位を迷う時は、経験豊富な先輩看護師に確認してみましょう。しかしその場合には、まず自分で考えてから、「これを先に行えば良いですか?」と確認することがポイントです。その時に理由も説明できると、なお良いでしょう。

3つ目は、「振り返りの時に先輩に確認」することです。勤務の終了後に行う振り返りで、「こういう理由でこちらを優先したのですが、正しかったのでしょうか?」と優先した理由も合わせて確認できると、先輩看護師も教えやすくなります。4つ目に挙げられるのは、「先輩に注意されたところは忘れない」ことです。「それはいいからさきにこっちをして」と先輩看護師に注意されるようなことがあれば、必ずそれは覚えておくと、次からは正しく優先順位を付けるのに役立ちます。5つ目は、「することを書き出す」ということです。書き出すことによって目でも確認できるため、頭だけで考えるよりも優先順位を正しくつけやすくなります。優先順位をつけたら番号を振ると、一目瞭然で分かりやすくなるメリットもあります。